会長挨拶

                        

  2020年1月15日、日本国内で初めての新型コロナウイルス感染者が確認されました。それからの3年余り、社会活動や経済活動はもちろん、人と人とのコミュニケーションさえもその機会を大きく制限されてきました。ロータリークラブも同様、例会の中止や黙食、我がクラブの伝統である❝友愛の握手❞も非接触の❝友愛のスマイル❞へと形を変えざるを得ない状況となりました。
 そしていま、多くの人達の知恵と努力によってコロナを乗り越えて、いよいよ世の中が動き出そうとしています。この運営方針を考えている最中、2023年3月13日にはマスクが個々の判断となりました。そして5月8日には季節性インフルエンザと同等の扱いへと変わります。新しい価値基準でどんな変化が起こっていくのか、長くつらい我慢の後なので、その分きっと楽しい世の中になると期待をしているところです。

 2023-2024年度 RI ゴードン R. マッキナリー会長は、会長テーマを
『 Create Hope in the World 世界に希望を生み出そう 』とされました。
ロータリーが世界に変化をもたらすため、新しい希望をひとつずつ生み出していく。そしてその希望が根づくための土壌が❝平和❞である。と発信されました。

 同じく RI 第2710地区 井内 康輝ガバナーは、ガバナー信条を
『 ❝平和の種をまこう!!~ロータリアンにできること~❞』とされました。
平和への強い思いを語られ、❝平和を希求する精神❞の涵養をめざす1年にしたいと発信されました。

 当クラブの今年度のテーマはシンプルに『例会を楽しもう!』とさせていただきます。コロナ禍中に入会し、以前の楽しい親睦や例会を知らない方もおられます。握手や会話が戻り、新しいコミュニケーションによる楽しいロータリーライフを実感してほしいと思っています。
 本年、当クラブは設立55周年を迎えます。そして岩国の象徴である錦帯橋は創建350年の節目となります。先人の築かれた素晴らしい歴史と伝統に感謝し、先に続く未来へと大きな変化が求められているのではないでしょうか。近年、ロータリークラブもロータリアンも、時代の変化に柔軟に対応しなければならないと叫ばれています。その変化に対応するためには個々のクラブの結束が不可欠であり、その礎となるのが日ごろの親睦と例会にあると思います。
 例会が充実した楽しいものとなれば、そこから変化が生まれ、変化からは希望が、そしてその希望は平和へと繋がることでしょう。コロナの後遺症がどれほど大きいかは未知数ですが、希望と平和を胸に、皆様と楽しい1年になりますよう頑張って参りますので、どうぞよろしくお願いいたします。                                

                 2023~2024年度 会長 塩田 博志