会長挨拶

                        

【2021-22年度クラブテーマ】 
 このようなコロナ・パンデミックの状況は、1930年代の世界恐慌下にも匹敵するものがあります。その当時、ハーバート  J .  テーラーが、大不況下での沈滞ムードを払拭するための手段として、倫理的価値観 「四つのテスト」 を社員に託し、破産寸前状態にあった会社を再建したことに思いを起こし、当年度の クラブテーマを「四つのテストの実践強化」 という、ロータリーの基本理念への原点回帰の年としたいと思います。

 我が国は、今、3度目の緊急事態宣言が発令されるなど、かつて経験したことがないようなコロナ禍の渦中にありますが、この厳しい状況の中とは言えども、私たちは前に進まなければなりません。感染拡大防止のために「あれができなくなった、これもできない」と悲観的に考えるのではなく、このような時だからこそ「実行できる有意義な活動が何であるか」をしっかり考え、着実に実行できることを大切にしたいと思います。このコロナ禍という大きな困難を好機に変え、自分を変え、クラブを変え、強いクラブを創るため、「禍を転じて福となす」の諺の如く、コロナ禍を「私たち一人ひとりが、ロータリアンとしての成長とロータリー観確立の一年」にしたいものです。

 







 しかし、このことは小・中学生でも理解できる簡単な言葉ですが、その実践となると百歳の翁でも難しいものです。この実践強化の場は例会・家庭・職場・地域社会など日々の生活の中、人生や仕事の中です。この日々の一人ひとりとの出会いの中での一つ一つの言行の積み重ねがその人の人柄となり、その人柄という信用が信頼の醸成へとつながって、会員の成長、クラブの社会的評価となっていくのです。これこそ、ロータリアンの社会的評価を高めるとても大事なアイデンティティの一つであり、ロータリアンとしてのアイデンティティを象徴・形成する言葉です。クラブの未来は、日々の生活の中でいかに意識して「四つのテスト」を実践できるか、会員一人ひとりの自覚にかかっています。
 2021-22年度RI会長テーマは「奉仕しよう みんなの人生を豊かにするために」です。杉川ガバナー信条は、「みんなのためになるかどうか。未来のためになるかどうか。」とRI会長の方針に呼応するもので、さらに、クラブテーマ「四つのテストの実践強化」もこれに呼応する形となっています。
 クラブ重点運営方針については、地区重点運営方針で示された中から次の3点に注力してまいりたいと考えています。
 ①会員基盤の強化…退会防止対策、新規会員勧誘対策推進、四つのテスト実践強化
 ②クラブのDX推進…HPやFB等のSNSを通じてクラブの奉仕活動等を発信
 ③ロータリー奉仕デー推進…献血例会を日赤及び市と協働で実施
これまで多くの先輩諸兄により継承されてきた「奉仕の理念」をしっかりと受け継ぎ、次世代に受け渡すため微力でありますが力を尽くしてまいる所存です。

                   2021~2022年度 会長 兼田 康史