設立とその沿革

岩国西ロータリークラブの設立と沿革

 1969年6月21日、岩国ロータリークラブをスポンサークラブとして創立総会を開催し、呱呱の声をあげた。
 特別代表の徳政繁生氏(岩国クラブ会長)、坂口平兵衛ガバナー(米子RC)、品川資分区代理(岩国RC)の指導により、また、岩国クラブからの移籍会員徳富菊生、庄司忠、坂井正夫、豊嶋保雄、塩井経三、深川昭治6氏を中心に、チャーターメンバーは岩見屋保、手嶋宗次、塩村公弘、森重弁一氏らを加え23名で発足。同年9月2日、RIから加盟認証を得た。日本のロータリー中、認証順位は948番目、地区内(第369地区、岡山・山口・広島・島根・鳥取)では65番目であった。
 認証伝達式は、翌1970年5月24日岩国市体育館において、地区内外からの来賓並びに会員350名の参加を得て開催。満場祝福の中で、笠潤一郎ガバナー(呉RC)より坂井初代会長に認証状が伝達された。
 1986年には岩国中央クラブをスポンサーし、ロータリーの拡大・発展に協力貢献。友好クラブ台北エバグリーンRC(台湾)、マニラ・ダウンタウンRC(フィリピン)との国際交流や、マニラでの医療奉仕活動、青少年交換留学生の派遣・受け入れなど、多彩で活発な活動は地区内で高く評価されている。
 周年記念事業は、観光振興に関するパネル・ディスカッションをはじめ、巌流佐々木小次郎銅像・岩国環境保全憲章碑の建立、錦帯橋再発見の冊子・ビデオの作成、錦帯橋創建図屏風、岩国人物絵巻の制作、錦帯橋多言語音声案内装置、錦帯橋周辺の整備・美化など、いずれも錦帯橋や、岩国の歴史にこだわり、歴史都市岩国のイメージアップに貢献している。
 2001-2002年には、西村栄時氏を当クラブから初めての地区ガバナーとして輩出。会員の総力を挙げ、地区大会をはじめ幾多の地区事業を実施し、地区運営に多大な実績を残した。
 近年では、岩国市内の14中学校を巡って「心肺蘇生法AEDと救急処置講習会」「がん予防教育と音楽公演」県立岩国工業高校「キャリア・インストラクター派遣事業」等の青少年奉仕活動に力を注いでおり、2019年の創立50周年記念事業として、岩国市内全中学校保健体育の授業等において定期的に実技指導が可能となるよう、「AEDトレーニングユニット14台」「訓練人形QQジロー14台」を寄贈し、岩国市教育委員会より表彰を受けた。
 吉川重幹氏(旧岩国藩当主)、歴代の米軍岩国基地司令官を名誉会員に迎え、和気藹々、アットホームなクラブとして定評がある。